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mojo mama minko

Guitar&Vocal・・I love blues&old swing♪
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セルフライナーノーツ公開


アルバムリリースにつきライナーノーツを自分で書いたので公開します
大好きなブルースへの思い、レコーディングの様子、これからの事。音はもちろんですが、読んでいただけたら嬉しいです!
読みにくいかもしれないので、テキストも掲載します


「ブルースやジャズは歌もギターもいっぺんに録るのはのはあたりまえ。昔の音を大切に思うならなおさらだ」
(꒪෴꒪)
私の初めてのCD作りは寄木さんのこの言葉からスタートしました。

高校生の頃はバンドブームでハードロック。いつの間にかブラックミュージックに惹かれ、結局自分は黒人の奏でるBluesが好きなんだとわかりました。どうしても自分でも演奏したい。ギター1本背負いTAD三浦道場の門を叩いたのが30代半ば。それ以来Bluesの探求を必死に続けています。しかしBluesを知れば知るほど自分の手の小ささ、シャウトできない細い声、小さい姿形にコンプレックスがつきまとってきた。なかでもモダンBluesなんぞ本当に男の世界であり、詩の内容もサウンドもパワーブルースそのもの。ヒゲに強面のプレイヤーってだけで羨望してみたり、自分とのギャップを感じたりしていましたが試行錯誤しながら経験を重ねて行くうちにT-bone walkerやLonnie johnson、戦前のBluesや楽しげなジャンプブルースなどが私にとって違和感少なく演奏できるBluesとなりました。

いつだったか、そんな事を三浦さんの盟友でもある寄木さんに相談した時、「小さな手で無理に大きなギター(普通のギター)を弾くことはない。シャウトも必要ない。ブルースの精神や奏法を研究しつつ、好きな曲を自分なりに演奏したらいい」と背中を押してもらい私の古swing演奏の扉が開かれました。演奏にもとことん付き合っていただきBluesのレパートリーを超えるほどになり、そしてCDという形に残したくなりました。

私はヤマハのジュニアサイズの小さなアコギにケントのミニハムバッキングを取り付けたギターとリゾネーターのウクレレ。録音機材はZOOM h2。単なるデジタルレコーダーだが指向性が広い。背面録りが可能で、その当時の無指向性マイクに近いらしい。

メンバーはBluesはもちろんjazzだろうが何だろうが百戦錬磨のドブロを抱えた寄木さん。Bluesの世界に飛び込んだ当初からお世話になっている信頼のベーシスト藤野晴信さんがコントラバス。そして6才から私の演奏に付き合ってくれ18才に成長し立派な打楽器奏者になった娘のminonだ。

メンバー全員が寄り添って ひとつのマイクに向かう。昔々の人たちは一台の蓄音器のアサガオに向かって唄い演奏した。マイク録音が始まってもアサガオがマイクに変わっただけでやる事は同じだ。せーの!で唄も演奏も一発で録る。ミキサーが出現してマルチ録音が始まる頃には、とっくに世に出ていた曲の演奏だ。心意気だけでもその当時のプレイヤーに近づきたい!私のその一心をメンバー全員が理解してくれている

録音は想像通り難航。
「パーカッションもっとはなれて」
「コントラバスもっとまえに出て」
「ボーカルはあと10センチオンマイク!」
「ギターソロはもっと強いピッキングで弾かないと」

通常の演奏会と同じセッティング。ギターをアンプにつないでボーカルはPAから出す。ヘッドホンを使わない演奏は気分がいいが、目の前にある1本の録音マイクからの距離でバランスが決まる緊張感。
録音しては聴き。録音しては聴き。

「よーし!いいかな。休憩!あとは録るだけだー!」
ここ迄がまず、ひと仕事。

本番だ。

気持ちだけはと力が入りNGが続く。その「気持ち」を入れ過ぎている事に気がつく。「黒い音を出したい気持はよくわかるけど自分らしくが一番なんだ」寄木さんのアドバイスを思い出しながら力を抜くよう意識する。一瞬の時間の中で、歌、楽器のボリューム、全体の押し引きを自分なりに精一杯コントロールしてみる。いつでも常に意識している事だ。しかしマイク相手の演奏は普段の演奏とは勝手が違う。マイクは機械。いつもの演奏会で私を後押ししてくれる人たちの優しさは持っていない。録音後修正はできないプレッシャーを感じるが開き直るしかない。昔の人は本当にすごい。

2017年2月から5月まで2回に渡り録音した。場所は演奏やジャムセッションでいつもお世話になっている中延「しおん」。管理人でジャズギタリストの金子さんが色々と細やかに世話をやいてくださりました。防音は無いが木の建物で天井が高く、最終的には思ったとおりリラックスした温かい音が録れました。

一本のマイクで録ってもデータはデジタル。ベーシストの藤野さんは私が出したい音を充分に理解してくださっているので、マスタリングまで全てをお願いしました。無口ですが本当に頼りになる方です。
写真は実妹の淑子が度々足を運んで撮影してくれました。ジャケット、リーフレットのデザインは彼女におまかせした。
そしてたまたま演奏会に遊びにきてくれた時最高の写真(表ジャケット)を撮ってくれたのがブルース仲間のリトルシゲルさん。
手作り感満載のこのアルバムは沢山の大好きな方々に支えられ出来あがりました。感謝の気持ちで一杯です。

Bluesは知れば知るほど興味深く、惹きこまれてしまう不思議な音楽。また長い時間を経ても燦然と輝く古いswingやjazzも本当に魅力的です。私の興味は果てしない。
近い未来、更年期障害が終わり立派なたくましいマダムになる頃には…今よりもずーっと昔々の人達に近づいているはずだ。

mojo mama minko 2017.5

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